マンスリーBOATRACE杯
2/21土22日23月24火25水26木
江口 晃生
3159/群馬
土屋 智則
4362/群馬
前田 将太
4504/福岡
松田 大志郎
4544/福岡 2025年の平和島は1コース1着率が46.5%と、24年の43.8%から2.7%上昇しました。2004年以降、1コース1着率が最も高かったのは2022年の46.3%。2004年に遡れば1コース1着率は24.5%で、昔はインが弱かったことを踏まえると、2025年は平和島史上最もインが強かったと言えそうです。
それでも1コース1着率を全国的に見ると24場平均は55.0%で、平和島は下から3番目の低さ。その一方、他のコース別1着率は2コース15.6%(全国3位)、3コース14.7%(同5位)、4コース13.1%(同3位)、5コース7.3%(同4位)、6コース3.1%(同1位)。「インから買っても良し、イン以外からも買っても良し」と、全コースから楽しめるのが、現在の平和島舟券です。
今シリーズの注目は江口晃生(群馬)です。還暦過ぎてなお高勝率をマークする大ベテランの2025年は、全て2コース以内からのレースでした。コース取りから動きがあるだけに、まさに全コース買いたくなるレースになると思います。
さらにSG覇者の土屋智則(群馬)と前田将太(福岡)、2025年最多勝利選手の松田大志郎(福岡)もコース不問の活躍で、優勝争いを盛り上げて下さるでしょう。
土屋幸宏
『マンスリーBOATRACE』編集長
2025年12月26日に新スタンド棟I期がオープンした。2マーク側の新スタンドに次いで2期工事が始まり、大屋根が印象的だった1マーク側のスタンドが解体され、新スタンドが建設される。変わるのは建物だけではない。レースに影響する風だ。スタートが変わり、ターンの初動位置も変わってくる。風の変化を見極めた選手が、平和島のヒーロー、ヒロインになる。
古いボートのファンに聞いた話によると、開設当初はレース場に行くために木の橋を渡っていたという。歩けば揺れるような粗末な橋だったそうだ。もう1つ、面白い話がある。1960年代の平和島はまだ周囲が海だった。1マークが海の中にあった。そのため満潮になるとウネリが入ってターンが難しかった。ウネリを避けるために1マークの位置が他のレース場と違っていた。2マークからスタートラインまでが175m、スタートラインから1マークまでが125mの変則コースだった。スタートをすればすぐ1マークである。
インが有利な中で、平和島のスタートとコースの特性を知っている関東の選手が活躍した。関東ガマシ正統派と呼ばれる関東の選手が同体の1マークから強気に捲っていた。箱捲りと呼ばれる全速戦だ。開要人、佐藤勝、鈴木一義といった選手が関東ガマシの名手だった。全速でスタートラインを通過して、1マークを先取りしていた。“捲りの平和島ボート”と呼ばれるようになったのは、関東の選手の活躍があったからだ。その流れは今も引き継がれている。マンスリーBOATRACE杯が行われる2月は、向かい風の日が多い。風に変化が起きる中で、誰が果敢に捲りに打って出るのか。出場する選手が風の変化に対するコメントをしていれば、絶対に参考にしてほしい。
桧村賢一
『マンスリーBOATRACE』編集相談役